昨晩は、月末のフローもあってドル買いが優勢となった。ただ、引き続き対円を除くと日替わり的な動向が続いており、追いかけるのは避けて置きたい。
本日は、米国のＦＯＭＣで政策金利が公表される。一応想定は据え置きとなるが、 パウエルＦＲＢ議長の発言と合わせて、引き続き今後の利上げの可能性を残すと見られる。ただ、直近の米長期金利の高止まりに関して、一部利上げ効果が出ているとの見方もあって、今後の利上げに警戒感が示されると、米長期金利の低下などから、ドル売りが出易いなることは留意しておきたい。％)
経済指標としては、豪９月ＡＩＧ建設業・製造業指数、９月住宅建設・民間住宅着工許可件数、中１０月財新製造業ＰＭＩ、英１０月ネーションワイド住宅価格、トルコ１０月製造業ＰＭＩ、スイス１０月製造業ＰＭＩ、英１０月製造業ＰＭＩ、米国では、ＭＢＡ住宅ローン申請指数、１０月ＡＤＰ全米雇用報告、１０月製造業ＰＭＩ・改定値、１０月ＩＳＭ製造業景況指数、９月建設支出や９月雇用動態調査などが発表される。
注目としては、各国の製造業ＰＭＩは、強弱次第で一定の動きを示す見通しも、ＦＯＭＣの結果発表を控えて、動意は限定されそう。また米国のＡＤＰ全米雇用報告やＩＳＭ製造業景況指数の強弱も、結果次第で相場を動かしそうだが、一過性の動きに留まる可能性はり留意しておきたい。
その他、米財務省が四半期定例入札額を発表する。現状からは増額が想定されており、こういった面が需給面で米国債の売り圧力として意識されるか注目したい。
戦略としては、ドル円は、当局の円買い介入もなく、１５１．７１まで上値を拡大。引き続き上値追いは出来ず、早期は１５１．７１をストップに売り狙い。ターゲットは、介入がない前提では、１５１円が維持されると利食いも、割れるなら１５０円ミドルまでは買い戻し優先。また買いは１５０円程度まで買い下がって、ストップは１４９．８５割れ。割れても１４９円ミドルから１４９円は買い場探しも、このストップは１４８．８１割れで対応したい。
ユーロドルは、下値を１．０４４８で維持して１．０６９５まで反発後、１．０５１６で維持して再上昇。総じてレンジ的な展開であって、上値は１．０６７５－９５をストップに売り狙い。ターゲットは、１．０５１６－５８ゾーンの維持では利食いや買い直しで、このストップは１．０４８３－９６割れ。またできればストップを１．０４４８とするなら買い下がりが良いが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ポンドドルは１．２３３８まで反発から１．２０７０まで下値を拡大もこれを維持する形。反発では１．２２０１が押さえるとこれをストップに売り狙いだが、超えるケースでは、１．２３３８、更に１．２４２２－４６ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、１．２１００－２０ゾーンの維持では利食いや買いも、このストップは１．２０７０－９０ゾーン割れ。割れても１．２０３８割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
一方クロス円では、ユーロ円は１６０．８５と今年の高値を更新、ただ、上値追いは出来ず、これをストップに戻り売り。ターゲットは、１５９．７９が維持されると利食い。割れるなら１５９円ミドルから１５９円前後まで買い戻しや買い下がりで、このストップは、１５７．６８－００ゾーン割れ、割れるなら１５７．０５を前に下げ止まりでは利食いで、買いもこれをストップとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、１８４．２８まで上値を拡大。上値追いは避けて、早期はこれが押さえると売り狙い。ターゲットは、１８３．１４－４６ゾーンが維持されると利食いも、割れると１８２．００－５０での利食いや買い狙いで、買いはできれば、１８０．７７－９４ゾーンをストップに、慎重に買い下がってみたい。
豪ドル円は、９６．１６まで反発。上値追いは出来ずに、早期はこれが押さえると売り狙いから、ターゲットは、９５．５５－７３ゾーンが維持されると利食いで、買っても割れるなら止めて、再度９４．６８－８５ゾーンをストップに買い直し、更には９４．２５をストップに買い直しとなるが、こういった買いの場合、ターゲットは反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。ＮＺＤ円は、下落も８６．７９－８３を維持して、８８．４９まで反発。大きめの上ヒゲが出ており、これをストップに反発があれば売り狙い。ターゲットは、８７．６８－７７が維持されると利食いで、割れても８７円ミドルでは利食い優先から買いは、８７円まで買い下がって、ストップは８６．７９－８３割れ。割れても８６．１６－３０ゾーンをストップに買い直しも、こういった下落では、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
