今日の裏読み、表読み(2023/10/30)

今週は、日銀金融政策決定会合や米FOMC、週末の米雇用統計とビッグ・イベントが控えており、直近揉み合い気味の相場展開が、荒れた動きとなる可能性は留意しておきたい。
 本日の経済指標としては、豪9月小売売上高、トルコ9月経済信頼感指数、スイス10月KOF景気先行指数、独第3四半期GDP・速報値、英9月消費者信用残高、9月住宅ローン貸付額・承認件数、ユーロ圏10月消費者信頼感と経済信頼感、独10月消費者物価指数・速報値、米10月ダラス連銀製造業業況指数などが発表される。
 注目としては、独のGDPや消費者物価指数で、強弱次第でユーロ相場に動きが出そう。ただ、米国では大きな材料はなく、今週のイベントを控えて、総じて反応は限定される見通し。
 その他、米長期金利、加えて週末調整を深めた株価には細心の注意を払っておきたい。
 尚、本日から、英欧が冬時間移行、来週は米加が冬時間に突入することで、経済指標の発表時間が、1時間遅くなることは留意しておきたい。

 戦略としては、ドル円は、150.78まで上値を拡大も更なる展開とならず調整気味。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は149.32-46が維持されると買いを狙っても、割れるなら止める形。割れるケースでは148.84割れをストップ、更に割れても148.16-43割れとして買い直しとなる。上値は、150.00-50ゾーンが押さえると利食いや売り狙いで、このストップは150.62-78越え。売りのターゲットは、下げが甘ければ買い戻しながら対応したい。 
 ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0695まで反発も更なる展開とならず、反発では1.0596-1.0607をストップに売り狙い。超えても1.0695、更に1.0737をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.0506-35ゾーンの維持では利食いや買いも、割れるなら止めて1.0500の維持では買っても、このストップは1.0483-96割れ。またできればストップを1.0448として買い下がりが良いが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
 ポンドドルは1.2338まで反発から1.2070まで下値を拡大。上値は1.2162や1.2176が押さえるとこれをストップに売り狙い、超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.21前後の維持では利食いや買いも、このストップは1.2070割れ。割れても1.2038割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
 一方クロス円では、ユーロ円は159.92まで反発も上値を抑えられる形。反発があれば、158.94をストップ、超えても159.92をストップに売り狙い。ターゲットは、157.68-88が維持されると利食いも、割れるなら157.05を前に下げ止まりでは利食いで、買いもこれをストップとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。 
 ポンド円は、183.82から調整を180.86-30ゾーンで維持では再反発も更なる展開とならず、反発があれば182.59、超えても183.76をストップに、売り場探しからターゲットは、180.86-181.05ゾーンが維持されるいと利食いや買いも、割れるなら止めて、179.57をストップに買い直しを検討するが、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。 
 豪ドル円は、95.90まで反発後、94.25で調整を維持している。次のこのレンジブレイクが焦点となるが、反発では、95.90を前に利食いで、これをストップに売り狙い。下値は93.93-25ゾーンが維持されると利食いや買い狙い。買いのストップは近めなら93.80割れ、または、93円割れと設定できるなら、値幅を置いて買い下がる形も想定したい。ただ、調整が大きくならなら反発があれば、しっかりと利食いながら対応したい。
 一方NZD円は、直近安値圏を割れる動きも、追いかけて売るのは避けたい。下値を86.79が維持されると買値を狙っても、割れるなら止める形。割れても86.16-30ゾーンをストップ、または値幅を置いて、86円まで買い下がるならストップは85.79割れ。上値は、87.68-96をストップに売場探し。超えても88.59-70ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、こういった反発であれば、下げが甘ければ利食いながら対応したい。