昨晩は、ドルの買い戻しが続いた。ただ、直近相場は日替わり傾向が見えており、追いかけてドルを買うのは避けて置きたい。
金融政策としては、トルコ中銀と欧州中央銀行が政策金利を公表する。
トルコ中銀は、35%への利上げが想定されているが、直近の利上げペースが速く、サプライズは据え置きや0.25%の利上げで、その場合トルコリラの失望売りが出る可能性は留意してきたい。一方ECBは、今後の利上げの可能性を残すも、政策金利を現状で据え置く可能性が高く、一時的なユーロ売りには注意だが、逆にこれで落ち着きを示すことで、買い戻しとなる可能性に注目したい。
経済指標としては、日本の9月企業向けサービス価格指数と週間対外対内証券売買契約等の状況、豪第3四半期輸入・輸出物価指数、英9月CBI小売売上高調査、米国では、第3四半期GDPと個人消費の速報値、9月耐久財受注、週間新規失業保険申請件数、9月卸売・小売在庫、9月住宅販売保留指数、10月カンザスシティー連銀・総合指数などが発表される。
注目は米国の経済指標となるが、特に強い結果が想定されている米第3四半期GDPと個人消費が焦点で、強い結果が米10年物国債利回りの5%乗せを確実にするか注目となる。
戦略としては、ドル円は、150.32まで上値を拡大。ただ、引き続き上値追いは出来ずに、150.50や151円越えをストップに売り場探し。ターゲットは、149円ミドルを前に下げ止まりでは利食いで、買い下がっても149.32割れをストップ、割れるケースでは148.84割れをストップ、更に割れても148.16-43割れとして買い直しとなるが、こういった下落では、反発がその直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0448で維持して1.0695まで反発も更なる展開とならず、反発では、10607をストップに売り狙い。超えても1.0695、更に1.0737をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.0540-60ゾーンの維持では利食いや買いで、このストップhが1.0523割れとするか、1.0500まで買い下がって、このストップは1.0483-96割れ。またできればストップを1.0448として買い下がりも検討されるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食っておきたい。
ポンドドルも、1.2049から1.2338まで反発後、1.2090で下値を支えて、1.2289まで再反発も更なる展開とならず、上値は1.2157や1.2176が押さえるとこれをストップに売り狙い、超えても1.2338、更に1.2422-46ゾーンをストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.21前後の維持では買い戻しも、1.2091を割れるなら、1.2038割れをストップに買い直し場を探す形。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値に抑えられるなら利食いを優先しながらの対応となる。
一方クロス円では、ユーロ円が159.92まで反発も上値を抑えられる形。反発があれば159.92をストップに売り狙い。ターゲットは、158.34や157.68を前に下げ止まりでは利食いで、買いもこれをストップ、割れても157.05をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、反発ではしっかりと利食いながら対応したい。
ポンド円は、183.82から調整を180.86-30ゾーンで維持では再反発も更なる展開とならず、反発があれば182.46をストップ、超えても183.76をストップに、売り場探しからターゲットは、180.86-181.30ゾーンが維持されるいと利食いで、買いもこれをストップに検討する形。 更に割れるケースでは、179.57をストップに買いを検討するが、反発があればしっかりと利食いながら対応したい。
豪ドル円は、95.90まで反発後も調整を深める形。早期は94.06をストップに買い場を探しても、ターゲットは、94.80-00、95.20-50としっかりと利食いながら、売り上がりで、この売りのストップは95.90越え。
一方NZD円は、直近安値圏を割れる動きも、追いかけて売るのは避けたい。早期は慎重に85.79割れをストップに、値幅を置いて、86円まで買い下がりたい。ターゲットは、87.10-40ゾーンが押さえると利食いも、超えるなら87.80まで売り上がって、ストップは87.96越え。更に超えても、88.59-70越えをストップに売り直しとなるが、こういった反発では、下げが甘ければしっかりと利食いながら対応したい。