昨晩の海外(2023/10/10)

昨晩の海外市場は、イスラエルとイスラム組織ハマスの衝突を受けた中東の地政学リスクが高まる中、「パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマス当局者は、イスラエルとの停戦を巡る協議に応じる意向を表明した」との報道を受けて、NY株価3指数が反転したことで、ドルに売り戻しが優勢となった。また、米国がコロンブスデーで、債券市場が休場の中、ローガン・ダラス連銀総裁が「米長期債利回りの急上昇は金融当局による追加利上げの必要性を減らす可能性がある」、ジェファーソンFRB副議長が「利回り上昇の引き締めへの影響に留意」、「リスクバランスが改善する中、FRBは慎重に進むことが可能」と述べたこともドルに売りを誘った。
 ドル円は148.44まで下落、ユーロドルは1.0572、ポンドドルは1.2245まで反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円は156.51、ポンド円は181.26まで下落した一方、オージー円は95.27、NZD円は89.50まで反発、カナダ円は108.96まで下落後109.38まで反発した。