金曜日の海外市場は、米8月個人消費支出のコアデフレーターが鈍化したこと、その後の9月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が予想を上回るも、9月シカゴ購買部協会景気指数が予想を下回り、米10年物国債利回りが、4.602%から4.508%まで低下したが、月末のフィキシングに向けての需要などもあって、ドル売りは限定された。NY株価3指数は、原油高、中国経済への懸念、目前に迫った米政府機関閉鎖などの材料で、軟調な動きが継続した。尚、ウィリアムズNY連銀総裁が「政策金利はピークまたはそれに近い水準にある」、「2023年のインフレ率を約3.25%、2024年は約2.5%と予想」、「FRBの政策が経済とインフレに影響を与えるには時間がかかるだろう」などの発言が伝わったが、反応は見えなかった。
ドル円は、欧州時間のドル売りにつれて、148.53まで下落後149.49まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏9月消費者物価指数・速報値が、予想を下回ったこともあって、1.0617から1.0564まで値をさげ、ポンドドルは、1.2272まで反発後1.2181まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は157.41から158.34で上下、ポンド円は183.03から181.89、オージー円は96.93から95.99、NZD円は90.21から89.50まで下落、カナダ円は、加7月GDPが予想より弱く、111.17まで高値更新後110.00まで売りに押された。