昨晩の海外市場は、週間新規失業保険申請件数が予想より強く、4-6月期GDP・確定値は予想比で変化はなかったが、個人消費・確定値や8月住宅販売保留指数が予想を下回り、ドルに利食いが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.680%まで上昇後、米予算案の与野党協議の難航を受けて、政府の一部閉鎖の可能性が示唆されたこともあり4.573%まで低下した。NY株価3指数が、売られ過ぎから反発したこともリスクオフ相場の巻き戻しに貢献している。尚パウエルFRB議長は、イベント参加で経済や金融政策についての言及なく、相場に影響は見えなかったが、この後質疑応答が予定されている。
ドル円は、149.50から149.15で上下、ユーロドルは、独9月消費者物価指数・速報値が、前月比では予想通りも、前年比が予想を下回ったが影響は薄く、1.0568まで上昇、ポンドドルも1.2225まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は156.71から157.87まで反発、ポンド円は181.06から182.43、オージー円は95.98、NZD円は89.14まで上昇、カナダ円は110.78から110.48で揉み合った。