今日の裏読み、表読み(2023/09/19)

昨日は、米FOMCを始めとした今週の金融イベントを控えて、様子見ムード留まったが、本日も明日のFOMCを前に、同様な展開に留まりそうだ。
 経済指標としては、豪準備銀行の金融政策会合議事録公表、スイス8月貿易収支、ユーロ圏7月経常収支と8月消費者物価指数・改定値、加8月消費者物価指数、米8月住宅着工・建設許可件数などが発表される。
 大きな材料はないが、ユーロ圏8月消費者物価指数・改定値、加8月消費者物価指数、米8月住宅着工・建設許可件数などの強弱で、一定の動きが出る可能性は留意しておきたい。
 また、本日はOECDが経済見通しを公表するが、インフレに対する懸念などが示されると株式市場などに良い影響はなさそう。加えて米長期金利の動向も引き続き注視しながら対応したい。

 戦略としては、ドル円は、147.87が上値を抑え、145.91まで調整もこれを維持して、147.95まで上値を拡大も、更なる展開となっていない。引き続き上値追いは出来ず、148.50や149.00越えをストップに、慎重に売り場探し。ターゲットは、147.34-56が維持されると利食い優先で、買ってもストップは147円割れ。また割れるケースがあれば、146.00-50ゾーンでは利食いや買い下がりで、このストップは145.91を割れ。割れるケースでは、145円ミドルまで買い下がって、ストップは145.31割れとなる。ただ、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0632まで下値を拡大もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく、上値は1.0700-25、1.0762-69と利食いや売り狙いで、このストップは1.0809越え。ターゲットは、1.0654-68が維持されると利食いや買い狙いで、1.0632割れをストップ、割れても1.0437をストップに、慎重に買い下がりとなる。ただ、こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食いを優先しながら対応したい。
 ポンドドルは、一時1.2371まで下値を拡大。ただ、今週の英MPCを前に、ショート・カバーも出易く、突っ込み売りは出来ない。早期は1.2368-71が維持されると買い狙い。割れても1.23割れをストップに買い下がりとなる。ターゲットは、1.2425-46が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.2512を前に上げ渋りでは利食い優先で、売り狙いは1.2588をストップ、超えても更に1.2600-20では売り直して、このストップは1.2643越えとなるが、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円が11-14日の安値を維持して、反発も上値追いは避けたい。上値は15日の高値が押さえると売り狙い。超えても13日の上値をストップに、売り直し場を探したい。下値は、18日の安値維持では利食いで、割れるケースからは、11-14日の安値をストップに買い場探しとなる。ポンド円は、どうにか15日の安値を維持する形。突っ込み売りは出来ず、これが維持されると押し目は買っても、15日の高値、13-8日の高値が押さえると利食いやこれをストップに売場探し。超えても9月6日や8月31日の高値をストップに売り直しとなる。一方オージー円やNZD円は堅調な反発も上値追いは出来ずに、早期は15日の高値が押さえると売り場探しも、下げが甘ければ買い戻しで、下げても9月8-12日の安値維持では利食いや買い狙いとなるが、反発ではしっかりと利食いながらの対応となる。