今日の裏読み、表読み(2023/09/12)

昨晩は、今週の米CPIやECB理事会を控えて、揉み合い気味の展開に留まった。本日も総じて大きな材料はなく、同様の展開に留まるかちゅうもくしたい。
 経済指標としては、NZ8月Eカード小売業販売高、豪9月ウエストパック消費者信頼感指数と8月NAB企業景況感・企業信頼感指数、英8月雇用統計、ノルウェー8月月次GDP、独ユーロ圏9月ZEW景況感調査、米8月NFIB中小企業楽観度指数などが発表される。
 注目としては、英8月雇用統計や独ユーロ圏9月ZEW景況感調査などの結果が相場一定の動きを示しそうだが、影響が大きく出るかは不透明も、基本的は弱い結果リスクとなりそうだ。
 その他米10年物国債入札を受けた米長期金利の動向、米アップルの新製品発表イベントを受けたNY株価の動向が焦点となりそうだ。

戦略としては、ドル円は、147.87が上値を抑え145.91まで調整も更なる展開となっていない。ただ、日足のエリオット波動からは、短期第5波の高値付きの可能性があることは、留意して対応したい。押し目は145.91を前に押し目買いからターゲットは、147円が押さえると利食いや売り狙いで、売りは147.25-80のギャップまで売り上がって、ストップは147.87越え。ただ、こういった売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。また145.91を割れても介入がない前提では、145円ミドルまで買い下がって、ストップは145.31割れとなる。こういった買いのターゲットも、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
ユーロドルは、下値を1.0686まで下値を拡大。ただ、ECB理事会を控えて、ショートカバーも入り易く、押し目では1.0686-97をストップに、押し目買いとなる。また割れても、1.0635割れをストップに買い下がりとなる。ターゲットは、1.760-00が押さえると利食いや売り狙い。このストップは1.0809越え。超えても1.0882をストップ、更には1.0945をストップに売り直しとなるが、こういった上昇では、下げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。 
ポンドドルも、1.2444まで下値を拡大もこれを維持する形。押し目では、1.2444-50をストップに買い狙い。また割れても1.2368をストップに買い直しとなる。ターゲットは、1.2550や1.2588を前に上げ渋りでは利食いで、またこれをストップに売り狙い。更に1.2600-20では売り直して、このストップは1.2643越えとなる。この売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、総じて6-7日の高値が上値を抑える形。昨日の安値が維持されると押し目買いも、反発が直近高値で抑えられると利食い優先。また、割れてもユーロ円は8月4日の安値、ポンド円は8月3日の安値、オージー円は8月18日の安値、NZD円は8月21日の安値を睨んでの対応となるが、買っても反発ではしっかりと利食いながら対応したい。一方上値は、直近高値を超えても、6-7日の高値をストップ、売り狙いとなるが、下げが甘ければ利食いを優先しながら対応したい。