今日の裏読み、表読み(2023/09/05)

昨晩は、NY市場の休場で動意に薄い展開もドルの堅調は続いている。本日はNY勢が戻っていること。また例年レイバーデーを明けると、トレーダー達が本格的に活動し始めることで、一定の方向感が出てくるか注目となる。
 本日金融政策としては、豪準備銀行が政策金利を公表する。据え置きが想定されており、これは織り込みの範囲となるが、今後の姿勢に関して一定の見解が示されると相場に動きにつながることで、注意は払っておきたい。
 経済指標としては、英8月小売連合・売売上高調査、日本の7月全世帯家計調査、豪第2四半期経常収支、中8月財新サービス業PMI、ユーロ圏各国のサービス業PMI、英サービス業PMI、ユーロ圏7月卸売物価指数、南ア第2四半期GDP、米国では、7月製造業新規受注、7月耐久財受注・改定値と雇用傾向指数などが発表される。
 注目としては、中ユーロ圏英のサービス業PMIとなるが、引き続き弱い結果がリスクとなりそう。米国では、先週末の米失業率の悪化もあって、7月雇用傾向指数などが弱い結果を示すと、またぞろドル売りが出易いことは注意しておきたい。
 その他米国ではTビルの入札が予定されており、米金利の動向や株価も引き続き注意となる。

 戦略としては、ドル円は、147.37を高値に、144.45まで調整もこれを維持する形。ただ、上値追いも厳しく、上値は、147.37をストップに、147円方向への上昇での売り狙い。ターゲットは、145.70-00が維持されると利食いで、割れても145.32-71ゾーンでの利食いや買い狙いで、買いは145円前後、144円後半を買い下がって、ストップは144.45割れとなるが、こういった下落では、反発が直前の高値で抑えられるなら利食いを優先しておきたい。
 ユーロドルは、下値を1.0766で維持して、1.0945まで反発も、再び売りの押される展開。ただ、突っ込み売りは出来ず、1.0766-69が維持されると買い狙いも、割れるケースでは、1.07を睨んで買い場を探して、ストップは深めの1.0635割れで、買い下がりの余裕を持っての対応となる。上値は、1.0809-28が押さえると利食い優先で、この位置からの売り上がりは、1.0882をストップ、超えても、1.0945をストップに売り直しとなるが、ターゲットは、下げ渋りでは利食いを優先しながら対応したい。 
 ポンドドルも、1.2548まで下値を維持して、1.2747まで反発も更なる展開とならず、上値は、1.27方向への上昇があれば、1.2713や1.2747越えストップに売り狙い。超えても1.2800-18、1.2885をストップに売り直しとなる。ターゲットは、1.2548-78ゾーンを前に、下げ止まりでは利食いで、また維持では買っても、割れるなら止める形。こういった買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円は、23日や25日の安値が支え、上昇も30-31日の高値が抑える形。引き続きこの上下をストップに、動きがあれば逆張りをして、しっかりと上下で利食いながら対応したい。