昨晩は、弱い米経済指標に、直近のドル売りの巻き戻しが優勢となった。
今週末週末の雇用統計まで、重要指標が続くことで、指標の結果には注目して対応したい。
経済指標としては、NZ7月住宅建設許可件数、豪7月住宅建設許可件数・建設工事完了額と消費者物価指数、日8月消費者態度指数、独7月輸入物価指数、スイス8月KOF景気先行指数、英国では7月消費者信用残高、7月マネーサプライM4、7月住宅ローン貸付額・住宅ローン承認件数、ユーロ圏8月消費者信頼感・経済信頼感、独8月消費者物価指数・速報値、米国では、MBA住宅ローン申請指数、8月ADP全米雇用報告、7月卸売在庫・小売在庫・企業収益、第2四半期GDPと個人消費・改定値、7月住宅販売保留指数などが発表される。
注目としては、ユーロ圏では8月消費者信頼感・経済信頼感と独8月消費者物価指数・速報値の結果次第で、一定の動きが出る可能性があるが、引き続きリスクは弱い結果となる。また米国では、8月ADP全米雇用報告と第2四半期GDPと個人消費・改定値が焦点となる。昨日は弱い結果に反応が強かったが、今夜の8月ADP全米雇用報告も弱い結果となるなら、週末の8月雇用統計も弱くなるとの思惑につながり易いが、一方で第2四半期GDPと個人消費は、速報から上方修正の可能性が高く、その面では、玉虫色の反応となるかもしれない。
その他、引き続き米長期金利と株価を睨んで対応したい。
戦略としては、ドル円は、147.37まで上値を拡大も、調整が深まる形。ただ、突っ込み売りは出来ず、早期は昨日の安値145.67をストップの買い場探し。割れても145円ミドルから145円前後、144円後半まで買い下がりとなる。このストップは144.54や144.39を割れるなら止めて、再度買い直し場を探すが、このストップは、144円割れまたは、143.20割れとするなら更なる買い下がりとなる。ターゲットは、146円台では利食いを優先。売り上がって、この売りのストップは146.60越え。超えても147.37をストップに売り直しとなるが、こういった上昇では、その直前の安値が維持されると利食いを優先しながら対応したい。
ユーロドルは、下値を1.0766で維持して、1.0892まで反発。ただ、上値追いは厳しく、早期はこれが上値を抑えるなら売り狙い。ストップは1.09031-35越えで売り上がりたい。ターゲットは、1.0840前後の維持では利食いで、またこの位置から1.0800までは買い下がって、ストップは1.0766-82割れでの対応となるが、ターゲットはその直前の高値がCapされると利食い優先となる。
ポンドドルも、1.2548まで下値を維持して、1.2656まで反発。上値追いは避けて、ここからは1.2734越えストップに売場探し。また超えても、1.2800-18、1.2885をストップに売り狙い。ターゲットは、1.26前後から利食い優先で、買い下がって、ストップは1.2562や1.2548割れでの対応となる。この買いのターゲットは、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
一方クロス円は、高値からの調整も23日や25日の安値が支え、一定の上昇が示現しているが、上値追いは出来ず、ここからの上昇では、ユーロ円やポンド円は、22日の高値をストップに売り狙い。オージー円やNZD円は、15-10日の高値をストップに売り場を探しながら、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。一方買いは、23-25日の安値をストップに、押し目買い場を探すも、その直前の高値が押さえるとしっかりと利食いながら対応したい。