昨晩は、ロンドン市場の休場もあったが、総じて揉み合いの展開。そろそろ夏休みシーズンが終了するが、週末の米雇用統計の発表やレイバーデー明けまでは、大きな方向感が出難いのかもしれない。
経済指標としては、日本の7月失業率・有効求人倍率、独9月GFK消費者信頼感調査、仏8月消費者信頼感指数、トルコ8月経済信頼感指数、メキシコ第2四半期GDP・確定値、米国では、6月月次・第2四半期住宅価格指数、6月S&P/ケース・シラー住宅価格指数、7月雇用動態調査求人件数、8月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数とダラス連銀・サービス業売上高指数・信頼感指数などが発表される。
注目としては、米国の7月雇用動態調査や8月コンファレンス・ボードの消費者信頼感指数となる、結果の強弱次第だが、7年物国債の入札が実施されることに加えて米連邦預金保険公社が資産総額1000億ドル以上の銀行を対象に長期債発行を義務付ける計画を発表する予定であり、こういった面が債券市場の需給圧迫懸念につながると米長期金利が上昇を強め、ドル買いや株安につながるリスクが残ることは、考慮しておきたい。
その他では、そろそろ月末に向けたフローの動きにも注目しておきたい。
戦略としては、ドル円は、146.74まで上値を拡大も、動意自体は薄い展開。引き続き上値追いは出来ず、早期は147円越えをストップに、売り上がり場を探して、ターゲットは、146.00-20ゾーンが維持されると利食いで、割れても145.67が維持されると利食いや買い狙い。ストップは145.67割れとして、再度145円ミドルから145円前後、144円後半まで買い下がりとなる。このストップは144.54や144.39を割れるなら止めて、再度買い直し場を探すが、このストップは、144円割れまたは、143.20割れとするなら更なる買い下がりでの対応となる。またこういった買いのターゲットは、146.63を越えるような展開とならない限り、利食いを優勢したい。
ユーロドルは、下値を1.0766まで拡大も更なる展開とならず、揉み合いを想定した対応となるが、下値は1.0766や1.0733をストップに、押し目買いを狙って、ターゲットは、1.0822-42が押さえると利食いやこれをストップに売り狙い。超えても1.0877、1.09031-35を前に利食いやこれをストップに売り狙い。ターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
ポンドドルは、1.2548まで下値を拡大も、これを維持する形。押し目ではこれが維持されると買い場探しで、ストップは1.25割れなどで対応したい。ターゲットは、1.2655-00が押さえると利食いや売り狙い。ストップは1.2734や1.2765越え。更に超えても1.2800-18、1.2885をストップに売り狙い。売りのターゲットは、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
一方クロス円は、高値からの調整も23日や25日の安値が支える形。押し目ではこれをストップに買い狙いで、ターゲットは、昨日の戻り高値が押さえると利食いや売り狙い。超えてもユーロ円やポンド円は、22日の高値をストップに売り狙い。オージー円やNZD円は、15-10日の高値をストップに売り場を探しながら、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。