植田総裁は、日本時間27日午前1時25分から「グローバリゼーションの変曲点」と題したパネル討論会に参加。英イングランド銀行のブロードベント副総裁やWTOのオコンジョイウェアラ事務局長と議論を交わす。過去植田総裁が発言すると投機筋に絶好の円売り機会を与えているが、またぞろ強力な金融緩和論をかざすと週初からドル円はギャップ・アップのリスクとなる。
2年前のジャクソンホールで、パウエルFRB議長が「インフレは一過性」と述べて、その後大幅な修正を迫られたが、植田総裁も同じような「つて」を踏むのではと危惧している。
一方で、植田総裁は、7月の日銀会合で、YCCの上限撤廃を決めている。突然感が強かったが、総裁は最近の物価上昇を睨んで、物価kの下落スピードが鈍いとも発言しているようだ。学者特有の市場とのコミュニケーション不足を考慮すると、突発的にマイナス金利解除などに言及する可能性もあるかもしれない。そうなると逆に週初から大きな円買いの波を呼ぶこととなりそう。
市場が開いていない時間のことで、週末ドル円をロングで行くか、ショートで行くか、この判断は相当難しいが、個人的には、レベル感や当局の介入も期待もあって、思い切ってショートで行ってみるもの一考ではないかと思う。
ただ、あくまで個人のリスクで臨みたい。