今日の裏読み、表読み(2023/08/23)

昨晩もジャクソンホール会議を控えて、様子見ムードが続く中、米長期金利や株価に左右される展開となった。
 本日も同様な展開が続くかだが、ただ、米エヌビディアの決算発表が予定されており、この結果次第で株価が大きく動くリスクは、留意しておきたい。
 経済指標としては、NZ第2四半期小売売上高、南ア7月消費者物価指数、ユーロ圏各国の8月製造業とサービス業PMI・速報値、英8月製造業とサービス業PMI・速報値、加6月小売売上高、米8月製造業・サービス業・総合PMIの速報値、米7月新築住宅販売件数、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値などが発表される。
 注目としては、NZ第2四半期小売売上高は強弱次第、各国の8月製造業とサービス業PMIの速報値では、各国の結果次第の強弱格差で、相場に一定の動きが出るか注目。また、ユーロ圏8月消費者信頼感・速報値は、弱い結果がリスクとなりそうだ。

 戦略としては、ドル円は、146.56まで上値を拡大後の調整が144.93で維持されて、現状はこのレンジ揉み合い気味。様子見ムードが続く可能性があり、上値は146.40-56ゾーンをストップに売り狙い。下値は145.50が維持されると利食いも、割れるなら145円までの下げ止まりでは、利食いや買い狙いで、このストップは144.93割れで対応となる。また、もしレンジをブレイクしても、147円越えなどをストップに、売り直し。下値は144.39や144円割れをストップに買い直しとなる。
 ユーロドルは、下値を1.0833まで下値を拡大。下値をこれが維持されると買っても、割れるなら止めて、1.0733をストップに買い直し場を探す形。上値は、1.0900方向への上昇では、しっかりと利食いで、売り狙いは1.09031-35をストップ、超えても1.0953-60越えをストップ、更に1.1005や1.1065をストップに売場探しとなる。ただ、こういった反発では、その直前の安値が維持されると利食い優先となる。
 ポンドドルは、1.2617まで再下落もこれを維持して、反発が1.2800で抑えられる形。上値は1.2800-18、超えても1.2885をストップに売り狙い。ターゲットは、1.2711-17、割れても1.2687-90が維持されると利食いで、この位置の買いは、1.2674割れをストップ、割れても1.2617をストップに買い直しとなるが、こういった下落では、その直前の高値が押さえると利食い優先となる。
 一方クロス円は、高値からの調整を18日の安値が支えて、再反発も更なる展開とならず、下値は、18-19日の安値をストップに買い場探しとなる。また割れるケースからは、7月28日の安値を睨んで買い下がりとなるが、一方上値は、ユーロ円やポンド円は、22日の高値をストップ、オージー円やNZD円は15-10日の高値をストップに、売り場を探しながら、利が乗ればしっかりと利食いながら対応したい。