昨晩の海外市場は、木曜日の米7月消費者物価指数の発表を控えて、様子見ムードが続く中、ドルの堅調が続いた。NY株価3指数が、軟調となったこともリスクオフの動きにつながった。また、米10年物国債利回りは、4.044%から3.990%で高止まりが続き、米住宅ローン金利が、昨年11月以来の7.09%まで上昇したが、影響は限られた。
ドル円は、143.00からロンドン・フィキシングに絡んだ円売りもあって143.75までじり高、ユーロドルは、1.0962から、伊政府が前日に発表した銀行の超過利潤に課す新税の一部の撤回を発表したことで、1.0995まで反発も、狭いレンジでの動きに留まり、ポンドドルは、1.2712まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は157.90、ポンド円は182.37から183.03で上下、オージー円は93.61、NZD円は86.79まで値を下げ、カナダ円は106.57から107.20まで反発した。