金曜日の海外(2024/12/16)

 金曜日の海外市場は、米10年物国債利回りが、4.312%から4.403%まで上昇、ドル相場を支えた。尚WSJは、「トランプ次期米大統領がイランの核兵器製造を阻止するため、空爆の可能性を含めてイランへの対応を計画している」と伝えた。
 ドル円は、共同通信が「日銀は来週18-19日に開く金融政策決定会合で、政策金利引き上げの見送りを検討している」、「米経済の先行きに不透明感が高まっているうえ、春闘の賃上げ動向を確認したい考えで、利上げを急ぐ必要はないとの判断に傾きつつある」との観測報道を報じたこともあり、153.80までじり高、ユーロドルは、1.0524まで反発後、対ポンドでの買いに支えられ1.0482とで揉み合い、ポンドドルは、1.2669まで反発後、この日発表された英10月GDP、鉱工業生産や貿易収支などが軒並み予想を下回ったことで、1.2608まで下落した。ユーロポンドは0.8321までじり高となった。
 一方クロス円では、ユーロ円は161.56までじり高、ポンド円は194.47まで反発後193.65、オージー円も97.97から97.57、NZD円も88.68から88.39まで売りに押されただ、カナダ円は108.08まで値を上げた。