金曜日の海外市場は、米11月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が、予想より弱い指標となったが、1年先と5年先の期待インフレ率が市場予想を上回ったことで、米10年物国債利回りは、4.648%から4.567%での揉み合いに留まり、ドル売りは限定された。またNY株価3指数が強く上昇したことで、リスク志向の円売りが優勢となった。尚取引時間の終盤には米ムーディーズが、米国の格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げを発表したが、影響は見えなかった。
ドル円は、151.60までじり高、ユーロドルは、ラガルドECB総裁が「現行の金利水準が長く続けば、インフレ率を目標に戻すことに貢献するだろう」と述べたが、反応は鈍く1.0693から1.0662で上下、ポンドドルは、1.2187まで下落後1.2232までの反発に留まった。
一方クロス円では、ユーロ円は161.95まで高値を更新、ポンド円は184.64まで下落後185.35まで反発、オージー円は96.05から96.43、NZD円は89.07から89.33、カナダ円は109.36から109.84まで上昇した。