金曜日の海外市場は、米10月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想を下回ったが、期待インフレ率が予想を上回り、米10年物国債利回りが、4.588%から4.646%まで一時上昇、週末を前に中東情勢への懸念からNY株価3指数が軟調に推移、リスクオフのドル買いやクロス円の売りが優勢となった。尚ヒズボラがレバノン国境付近でイスラエル軍を攻撃したとの報道、イスラエル軍は、ガザの中心都市ガザ市の全住民に退避するよう求め、声明で「今後数日間、軍はガザ市で大規模な作戦を継続する」との報道もあって、ドルスイスは0.9003まで下落した。また、ジェームズ・ブラード前セントルイス連銀総裁が、「市場はインフレを過小評価している。インフレ率が再び上昇し始めた場合、FOMCは、政策金利を最高で6.5%に引き上げる必要に迫られる可能性がある」との見解を示したが、影響は見えていない。
ドル円は、149.78から149.45、ユーロドルは、10559から1.0496、ポンドドルは、1.2226から1.2123まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は157.05、ポンド円は181.28、オージー円は94.06、NZD円は88.02まで売りに押されたが、カナダ円は、原油価格の上昇を背景に109.30から109.75で上下の動き、スイスフラン円は166.12まで買われた。