金曜日の海外市場は、日銀金融政策決定会合の結果を受けて円が全面安、米6月個人消費支出におけるコアデフレーターや7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が、予想を下回ったことや週末のポジション調整の動きで、ドル売りが優勢となった。米10年物国債利回りは、4.043%から3.945%まで低下した。また、日銀金融政策決定会合では、当座預金のうち政策金利残高に対する0.1%のマイナス金利を維持することを継続、一方でYCC政策における10年物国債利回りの操作を柔軟化、実質上限を1%まで拡大したが、事前の思惑で、円が買われていた分の買い戻し、加えてNY株価3指数が底堅く推移、ナイト・セッションの日経平均先物が、大幅上昇したことで、リスクオンの動きが広がった。
ドル円は141.18まで上昇、ユーロドルが1.1047、ポンドドルは、1.2887まで買い戻された。
一方クロス円では、ユーロ円は155.60、ポンド円は181.50、オージー円は94.22、NZD円は87.00、カナダ円は106.70まで買い戻された。