昨晩の海外(2025/04/11)

昨晩の海外市場は、米3月消費者物価指数が弱かったが、米10年物国債利回りは、4.417%まで上昇も、ドル買いは限られた。また、「トランプ政権による対中関税は145%になる」との報道もあって、NY株価3指数が昨日の上昇から大きく値を消しており、一時トリプ安的なドル売りが拡大した。またローガン・ダラス連銀総裁の「今のところ、FRBの政策スタンスは適切」、シュミッド・カンザスシティー連銀総裁の「関税インフレは一時的なものだとは考えにくい」、「雇用と成長の見通しに対する下振れリスクが高まっている」、グールズビー・シカゴ連銀総裁の「FRBの政策変更のハードルは今やかなり高くなっている」との発言が伝わっている。
 ドル円は、144.02まで下落後145.15まで反発、ユーロドルが1.1242、ポンドドルは1.2996まで上昇した。尚ユーロポンドは0.8560まで値を上げた。
 一方クロス円では、ユーロ円は160.88を下値に162.58まで反発、ポンド円は189.43から186.36まで一時売りに押され、オージー円は88.92から90.38で上下、NZD円は83.85から82.22まで下落後83.38、カナダ円は102.86まで一時じり安となった。