昨晩の海外市場は、米2月卸売物価指数が市場予想を下回り、米10年物国債利回りが4.351%から4.259%まで低下、ベッセント財務長官が「ドルが調整されるのは自然なこと」、「他の通貨が好調になるのは自然」と発言したが、ドル売りは限られた。ただ、トランプ大統領が「EU産ワインに200%関税を近くに課する」と発言、ウシャコフ露大統領補佐官が「ロシアに必要なのは長期的な紛争の解決であり、短期的な停戦は望まない」と米国の一時停戦案を拒否したとの報道、プーチン大統領が「停戦については多くの疑問がある」と発言したことで、NY株価3指数が大幅調整、リスクオフの展開となった。
ドル円は、148.35から147.42まで下落、ユーロドルは1.0885から1.0823まで下落も、このレンジで推移、ポンドドルは、1.2966から1.2921で揉み合いに留まった。
一方クロス円では、ユーロ円は161.26から160.06までじり安、ポンド円は192.10から190.75、オージー円は93.25から92.55、NZD円は84.55から84.02、カナダ円は103.17から102.05まで売りに押された。