昨晩の海外市場は、米1月雇用動態調査で求人件数が774.0万件と予想の763.0万件を上回ったことで、米10年物国債利回りが、4.152%から4.293%まで上昇もドル買いは限られた。特にトランプ大統領が、「カナダ産鉄鋼・アルミニウムの輸入関税を25%から50%に引き上げるよう商務長官に指示した」との報道が嫌気され、NY株価が下落を強めたことで一時リスクオフの動きにつながった。ただ、ウクライナが「米国と天然資源取引で近く合意へ」、「米国は情報共有と安全保障の支援再開に合意」との声明を発表、トランプ大統領が、「ゼレンスキー氏を再度ホワイトハウスに招きたい」、「カナダへの50%関税、取り下げる可能性を検討」と発言したことで、リスクオフに巻き戻しが優勢となった。
ドル円は、148.11まで反発後147.03まで下落したが、その後147.90まで買い戻され、ユーロドルは、1.0947までじり高、ポンドドルは、1.2966まで値を上げた。
一方クロス円では、ユーロ円が161.78、ポンド円は191.70、オージー円は93.32、NZD円は84.66まで一時反発、カナダ円は102.79から101.45で上下した。