昨晩の海外(2025/02/21)

 昨晩の海外市場は、米2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数、週間新規失業保険申請件数や1月景気先行指標総合指数などが軒並み予想より弱い結果となったことで、米10年物国債利回りが4.532%から4.492%まで低下、ドル売りが優勢となった。またウォルマートの決算の悪化を受けたNY株価3指数の大幅下落も、リスク回避の円買いを加速させた。尚、ベッセント財務長官が「米国以外の国には通貨を操作して欲しくない」、「必要であれば対ロシア制裁を解除する」、グールズビー・シカゴ連銀総裁が「関税で物価が上がれば、FOMCは考慮する必要」、ムサレム・セントルイス連銀総裁は「インフレが緩和されるまで、政策は緩やかに抑制的であり続ける」
と述べたが影響は見えなかった。
 ドル円は、149.40まで下落、ユーロドルは シムカス・リトアニア中銀総裁が「今年はあと3回の利下げを見込んでいる」、「3月のECB理事会で利下げをしない理由は見当たらない」と述べたが、悪影響は見えず1.0503まで反発、ポンドドルも1.2671まで買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円は、156.32まで下落後157.33まで反発、ポンド円も188.69から189.80、オージー円は95.46から95.93、NZD円は85.86から86.38まで買い戻されたが、カナダ円は105.33まで下落後105.73に反発を限定した。