昨晩の海外(2025/02/12)

 昨晩の海外市場は、欧州委員会で通商・経済安全保障担当のセフコビッチ委員が「欧州連合は、米国の関税に対して対抗措置を講じる」、一時リスク回避の動きも、パウエルFRB議長の議会証言を控えて影響は限られた。また、パウエルFRB議長の議会証言では、「政策調整を急ぐ必要はない」と過去の態度を継続したが、織り込みの範囲に留まった。米10年物国債利回りは、4.509%から4.547%まで上昇したが、ドル買いは対円を除いて限定された。尚イーロン・マスクが、オープンAIに買収提案をしたが、アルトマンCEOに一蹴されている。
 ドル円は、151.65から152.61まで上昇、ユーロドルは1.0382、ポンドドルは1.2455まで一時反発した。
 一方クロス円は堅調な株価を背景にリスクオンの展開。ユーロ円が158.20、ポンド円は189.93、オージー円は96.12、NZD円は86.34、カナダ円は106.85まで値を回復した。