金曜日の海外市場は、米11月ミシガン大学消費者信頼感・速報値が予想より強い結果となったが、米10年物国債利回りは、4.353%から4.267%まで低下も、週末を控えて総じて、ドル売り、円買いと利食いが優勢となった。
ドル円は、中国全人代常務委員会で、「隠れ債務対策として地方政府の債務上限を6兆元引き上げる」と発表したが、市場が期待したトランプ政権後の米国の追加関税や景気支援対策の発表はなく、失望感から中国株価指数先物が急落。ナイト・セッションの日経平均先物も低幅を広げたことで、152.14まで下落後152.86まで反発、ユーロドルは、1.0798から1.0687まで下落、ポンドドルも1.2977から1.2883まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は163.21、ポンド円は196.75、オージー円は100.16、NZD円は90.83、カナダ円は、弱い加10月雇用統計を受けて109.51まで下落後109.93に反発を限定した。