金曜日の海外市場は、米10月雇用統計において、非農業部門雇用者数が+1.2万人と市場予想の+11.3万人を大幅に下回り、過去2カ月分についても下方修正されたことで一時ドル売りが強まるも、米10月製造業PMIの改定値が前回より強い結果も、10月ISM製造業景況指数が予想を下回ったが、米10年物国債利回りが、4.224%を下値に4.386%までじり高となったことで、ドル売りも限られた。尚米長期金利の上昇は、雇用統計の弱い内容が、ハリケーンとボーイングのストの影響であり、来週の米大統領選のリスクを睨んだポジション調整が優勢となった結果とみられる。
ドル円は、151.79まで下落後153.09まで反発、ユーロドルは、1.0905まで上昇後1.0832、ポンドドルも1.2981まで反発後1.2922まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円は166.11から165.36で上下、ポンド円は196.76から198.38まで反発後197.58まで利食いに押され、オージー円は99.86から100.74まで反発、NZD円も90.85から91.51、カナダ円は109.15まで下落後109.98まで反発後は利食いに押された。