昨晩の海外(2024/10/02)

 昨晩の海外市場は、米ホワイトハウス高官は「イランはイスラエルに弾道ミサイルによる攻撃を近く仕掛ける準備をしている。米国はその兆候を得た」と表明、実際イランが、200発以上の弾道ミサイルをイスラエルに対して発射、NY株価3指数が利食いに押されたこともあって、リスク回避の動きが広がった。米10年物国債利回りは、3.790%から3.698%まで低下後3.751%まで反発、米9月ISM製造業景況指数が予想を下回った一方、8月雇用動態調査は予想より強い結果となったが、強弱入り混じる内容でリスク回避の動きに影響は流された。尚イスラエル軍報道官は「多くのミサイルを迎撃したが、一部は着弾した」、「イランの攻撃で報告された負傷者はいない」とし、イラン革命防衛隊は「報復すれば再び攻撃する」と発言している。 
 ドル円は、石破茂首相が記者会見で「デフレ脱却の実現に向けて金融緩和の基本的な基調は維持されるべき」と発言したことで、144.07まで反発後142.98まで一時下落、ユーロドルは、レーン・フィンランド中銀総裁が「10月会合での利下げの根拠は増した」と述べたこともあって1.1046まで下落、ポンドドルも1.3238まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円が158.38、ポンド円は189.86、オージー円は98.35、NZD円は89.88まで下落、カナダ円は105.85まで下落後、原油価格の大幅反発もあって106.65とのレンジ推移に留まった。