昨晩の海外(2024/09/14)

  金曜日の海外市場は、来週の米FOMCでの大幅利下げ観測が再燃、ドル売りや円買いが優勢となった。ただ、米9月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が予想上回ったことがドルの下値を支えた。米10年物国債利回りは、3.625%まで低下後3.678%まで反発した。尚シカゴ・マーカンタイル取引所のFF金利先物の「フェドウオッチ」で、9月に0.50%の利下げ確率が45%まで上昇、また、FOMC委員が利下げ幅を決めかねているといった一部報道やダドリー前NY連銀総裁が、「大幅利下げに強い論拠があると考えている。自分なら何を求めるか分かる」との発言も思惑を高めている。
 ドル円は、来週の日銀金融政策決定会合に対する警戒感もあって140.29まで一時下落後、141.01で反発を限定し、ユーロドルは1.1073から1.1102のレンジ上下、ポンドドルも1.3115まで下落後、反発を1.13158で限定した。
 一方クロス円も売りに押されるも、NY株価3指数が反転したことが下値を支えた。ユーロ円は155.62、ポンド円は184.38、オージー円は94.18、NZD円は86.53、カナダ円は103.36まで一時値を下げた。