昨晩の海外市場では、米8月卸売物価指数は、前月比では予想を上回るも、前年比で予想を下回ったこと、週間新規失業保険申請件数が予想通りも前月比で増加、ECB理事会では、予想通り3.65%への利下げが発表されたが、声明で、「インフレ率は今年後半に再び上昇する」と予想されたこと、ラガルECB総裁が、理事会後の会見で「金利の道筋は事前に決定されていない。10月会合については一切約束されていない」と発言したことなどから、ドル売りが優勢となった。尚米10年物国債利回りは、3.640%まで低下後、9月のFOMCでの0.25%の利下げとの見方が優勢で3.704%まで反発した。
ドル円は、141.91から142.66まで反発後141.73まで下値を拡大した。またユーロドルは、1.1075、ポンドドルは1.3126までじり高となった。
一方クロス円は、不安定な株価に振らされる展開。ユーロ円が156.54から157.51で上下、ポンド円は185.29から186.74、オージー円は94.74から95.63、NZD円は87.17から87.85で上下、カナダ円は
104.39から104.94まで反発後、再度安値圏まで売り込まれた。