昨晩の海外(2024/09/05)

 昨晩の海外市場は、米7月雇用動態調査が弱い結果となったことで、米10年物国債利回りが3.753%まで低下、ドル売りが優勢。またNY株価3指数の軟調が続き、リスクオフの円買い継続した。尚ベージュブックでは、「米経済活動は3地区でわずかに拡大した一方、横ばいまたは縮小したと報告した地区の数は5地区から9地区に増加した」、「ほとんどの地区で住宅販売の軟調さが示された」、
「雇用主は需要と不透明な経済見通しへの懸念を理由に、採用においてより慎重になり、従業員数を増やす可能性は低くなった」とハト派的面が際立った。
 ドル円は、143.70までじり安、ユーロドルは、ユーロ圏8月サービス業PMI・改定値は弱かったが、ユーロ圏7月生産者物価指数が予想を上回り、1.1039から1.1095まで買い戻され、ポンドドルも、英8月サービス業PMI・改定値が予想を上回り、1.3107から1.3176まで一時反発した。
 一方クロス円では、ユーロ円が159.28、ポンド円は188.95、オージー円は96.60、NZD円は89.01までじり安、カナダ円は、カナダ銀行が予想通り政策を0.25%引き下げたが、この影響は薄く106.38までじりじり値を下げた。