昨晩の海外(2024/07/27)

 金曜日の海外市場は、米6月個人消費支出のコア・デフレーターが予想を上回るも、個人所得は予想を下回った。景気を低迷に陥らせずにインフレの鈍化を目指す金融当局にとって明るい兆候との見方から米10年物国債利回りが、4.264%から4.190%まで低下したことがドルの上値を抑えた。ただ、その後発表された7月ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値が、予想を上回ったことで、影響は限定された。尚シュナーベルECB専務理事の「最初の引き下げが自動的に一連の引き下げにつながるわけではない」との発言が伝わっている。
 ドル円は、154.74まで上昇後153.15まで一時下落、ユーロドルは1.0842から1.0868で揉み合い、ポンドドルも1.2848から1.2878の狭いレンジでの推移に留まった。
 一方クロス円では、ユーロ円は168.01まで反発後166.38、ポンド円は199.15から196.90、オージー円は101.50から100.41、NZD円は91.20から90.28、カナダ円は111.99から110.75まで一時売りに押された。