昨晩の海外市場は、米5月小売売上高が下回り、4月分も速報値から下方修正されたことで、米10年物国債利回りが、4.300%から4.211%まで低下、一時のドル買いも巻き戻しが優勢となった。尚、ウィリアムズNY連銀総裁が、米メディアとのインタビューで「政策金利は徐々に低下していく」、クーグラーFRB理事は、「経済情勢が正しい方向に進み続ける限り、年内の利下げが適切となる可能性が高い」と述べたが、反応は見えていない。
ドル円は、158.23まで上昇後、157.62まで売りに押され、ユーロドルは、弱い独ZEW景況指数を受けて1.0709まで下落後、ユーロ圏の政治・財政懸念が和らいでいることもあって、1.0761まで反発、ポンドドルも1.2665まで下落後、1.2721まで値を戻した。
一方クロス円では、ユーロ円は169.91まで一時上昇、ポンド円は200.00から200.85で上下、オージー円が105.10、NZD円は96.98、カナダ円は115.20まで値を上げた。