昨晩の海外(2024/06/13)

昨晩の海外市場は、予想を下回る米5月消費者物価指数を受けて、全般的にドル売りが優勢になるも、注目のFOMCで、政策金利は据え置かれたが、同時に公表されたFOMCメンバーのFF金利見通しの2024年末時点の中央値が5.125%まで上方修正されたことで、一転ドル買いが優勢となった。パウエルFRB議長は、「第1四半期のインフレは停滞しており、利下げには時間がかかるだろうという結論に達した」、「当局者は金利がパンデミック前の水準まで下がる可能性は低いと考え始めた」と述べ、ドルを支えた。ただ、一方で来年の利下げ見通しが4回に修正されたこともあって、米10年物国債利回りは、4.250%まで一時低下後、4.334%まで反発したが、大きな上昇にはつながっていない。
 ドル円は、155.72まで下落後156.88、ユーロドルは、1.0852、ポンドドルは、1.2845まで反発後売りに押された。 
 一方クロス円では、ユーロ円は、169.40から168.75まで下落後169.52まで反発、ポンド円は200.95から199.94まで一時下落後値を戻し、オージー円は104.56、NZD円は97.10まで一時上昇、カナダ円は114.50から113.63まで下落後114.27まで反発した。