昨晩の海外(2024/02/23)

昨晩の海外市場は、欧州時間のドル売りも、米2月サービス業・総合PMIの速報値が、予想を下回るも、製造業PMIや新規失業保険申請件数が予想より強く、米10年物国債利回りが4.348%まで一時上昇、ドルに買い戻しが強まるも、その後予想を下回る米1月中古住宅販売件数もあって、10年物国債利回り4.299%まで低下したことで、ドルの買い戻しも限定された。尚ジェファーソンFRB理事が「物価安定という最終目標の達成を損なわないよう、過度な引き下げを警戒する必要がある」、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は、「最大のリスクはFRBの利下げが早すぎること」と述べている。
 ドル円は、堅調な株価もあって、150.69までじり高、ユーロドルは、ユーロ圏PMIが良好だったこと、ECB議事録で、「委員間で利下げについて議論するには時期尚早であるという幅広いコンセンサス」、「金利を早期に引き下げるリスクの方が、遅く引き下げるリスクよりも大きい」と示されたことで1.0889まで上昇後、1.0803まで売りに押され、ポンドドルは、英2月製造業・サービス業PMIの速報値が予想を下回るも、1.2710まで反発後1.2611まで一時利食いに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は、163.47まで上昇後162.65まで利食いに押され、ポンド円は、190.85から189.86まで売りに押された後は再反発、オージー円は99.03まで上昇後98.46まで値を下げ、NZD円は、93.37から93.02、カナダ円は、111.74から111.42で上下した。