金曜日の海外市場は、米12月サービス業・総合PMI・速報値が予想を上回ったが、12月NY連銀製造業景気指数や製造業PMI・速報値が予想を下回った。ただ、ウィリアムズNY連銀総裁が「現在、利下げについて全く議論していない」、「必要なら再利上げの用意が必要」、ボスティック・アトランタ連銀総裁も「来年は第3四半期から2回利下げする可能性が高い」などと発言したことで、米10年物国債利回りは、3.894%から3.971%まで反発、ドルに買い戻しが優勢となった。
ドル円は、147.47から142.45まで反発後142.43まで下落、ユーロドルは、ユーロ圏12製造業・サービス業PMIの速報値が予想を下回ったこともあり、1.0902まで売りに押され、ポンドドルも、英12月サービス業PMI・速報値が予想を上回るも、製造業が弱く1.2791から1.2686まで利食いに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は154.40、ポンド円は179.83、オージー円は94.73、NZD円は87.87まで売りに押されたが、カナダ円は、マックレム加銀行総裁が「利下げについて議論するのは時期尚早」と述べたこともあり、105.74から106.31の上下の動きに留まった。