昨晩の海外(2023/12/15)

昨晩の海外市場は、米11月小売売上高や週間新規失業保険申請件数は、予想より強かったが、米10年物国債利回りが、3.887%まで低下したことで、ドル売りが優勢となった。
 ドル円は、141.23から142.29で揉み合い、ユーロドルは、ECBが政策金利を据え置き、声明で「金利水準は十分に長い期間維持される必要がある」、「インフレは短期的には一時的に上昇する可能性がある」、ラガルドECB総裁が「12月のインフレはベース効果で加速する可能性が高い」、「絶対に警戒を引き下げるべきではない」、「利下げについては全く議論しなかった」の述べたことで、1.1009まで上昇、ポンドドルは、英中銀が政策金利を据え置き、議事録で「当分の間、景気抑制的な政策が必要になる公算」を受けて利下げ観測が後退したことで、1.2795まで買い戻された。
 一方クロス円では、ユーロ円は156.01、ポンド円は181.22まで反発、オージー円は95.36から94.85で揉み合い、NZD円は、87.81まで売りに押され、カナダ円は105.88まで買い戻された。