昨晩の海外(2023/12/07)

昨晩の海外市場は、米11月ADP全米雇用報告や7-9月期単位労働コスト・改定値が、弱い結果となったことで、米10年物国債利回りが4.110%まで低下したが、欧州金利の低下やNY株価3指数が軟調な展開となり、リスクオフ的にドル売りは限定された。
 ドル円は、146.90から147.50で上下、ユーロドルは、ECBの来年の利下げ観測が高まる中、ユーロ圏10月小売売上高が、予想より弱かったこともあり、1.0805から1.0759まで下落、ポンドドルは、ベイリー英中銀総裁が「金利は現在の水準程度にとどまる必要がある」と述べたが、影響は限られ1.2652まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は、158.38から159.12で上下、ポンド円は、185.14から185.82まで反発後、185.00まで売りに押され、オージー円は、96.48まで下落、NZD円は、90.50から90.83まで反発後90.37まで下落、カナダ円は、カナダ銀が政策金利を予想通り据え置いたが、声明文で「理事会は依然としてインフレ見通しに対するリスクを懸念しており、必要に応じて政策金利をさらに引き上げる用意がある」としたことで、108.70から108.27で上下した。