昨晩の海外市場は、米9月消費者物価指数が、予想を上回る結果となり、ドルに買い戻しが優勢となった。米10年物国債利回りは、30年物国債の入札不調もあって、4.546%から4.728%まで反発、NY株価3指数が利食いに押されたこともドルを支えた。尚ニック・ティミラオスWSJ記者は、「9月CPIが、11月のFOMCの決定を含めて、どのように考えが変わるのかを判断するのは難しい」と述べている。
ドル円は、149.83まで上昇、ユーロドルは1.0526、ポンドドルは1.2172まで売りに押された。また、ECB議事録では、「インフレ解消のプロセスはほぼ予想通りに進んでいる」、「インフレが長期間にわたって目標を上回るリスクが依然として存在しており、慎重さが求められる」と示され、ピル英MPC委員は「金利についてさらに取り組む必要があるかどうか微妙なバランス」と発言した。
一方クロス円では、ユーロ円が157.65、ポンド円は182.34、オージー円は94.46、NZD円は88.73、カナダ円は109.32まで下落した。