昨晩の海外市場は、明日の米消費者物価指数の発表、来週にFOMCを控えて、米経済指標の発表もなく、様子見ムードが続く中、円が軟調な展開となった。米8月NFIB中小企業楽観指数が、4か月ぶりに低下、米10年物国債利回りは、4.298%から4.264%で高止まり、米株価3指数は反落したが、影響は限られた。
ドル円は、147.23まで反発、ユーロドルは、独9月ZEW景況感指数は予想より改善も、ユーロ圏9月ZEW景況感指数が、予想より悪化したことで影響は限られたが、一部通信社が「ECBは2024年のユーロ圏インフレ率見通しを、6月時点の3%から3%超に上方修正する見込み」と報じたことで、1.0706から1.0765まで反発、ポンドドルは、英8月失業保険申請件数推移が、予想より改善したが、1.2450まで一時値を下げた。
一方クロス円では、ユーロ円は、157.18まで下落後158.28、ポンド円も182.95から183.83まで反発、オージー円は94.27から94.57、NZD円は86.63から86.91で揉み合い、カナダ円は、原油先物価格が昨年11月以来の高値を更新したことで108.67まで上昇した。