昨晩の海外市場も、米長期金利の上昇や原油価格の反発を背景にドル買いが続いた。原油価格は、サウジとロシアが年末までの減産延長を発表し、88ドル台まで上昇、米10年物国債利回りは、4.22%台まで反発した。またNY株価3指数は、揃って反落したが影響は限られた。
ドル円は、ウォーラーFRB理事が「FRBが再び利上げするかどうかは、データが左右する」、「データは差し迫って何かをする必要を示していない」、「慎重に進めることが可能となった」と発言したことで、147.08まで売られた後、8月29日につけた年初来高値を上回る147.80まで反発、ユーロドルは、ユーロ圏主要国の8月サービス業PMI・改定値のさえない結果となり、1.0707まで下落、ポンドドルは、1.2525まで下落後、英8月サービス業PMI・改定値が予想を上回り、1.2587まで反発も上値は限定された。
一方クロス円では、ユーロ円は157.81まで下落後158.50、ポンド円は、184.05から185.79、オージー円が93.60から94.33、NZD円は86.30から86.93、カナダ円は104.46から108.55まで反発した。