昨晩の海外(2023/08/23)

昨晩の海外市場は、ジャクソンホール会議を控えて、大きな材料もなく、様子見ムードが続く中、株価や米長期金利を睨んで、上下する形に留まった。米8月リッチモンド連銀製造業指数は、予想より改善も、7月中古住宅販売件数は、予想より弱い結果に留まり、影響は限られた。米10年物国債利回りは、4.306%から4.362%まで上昇、ドル相場を支えたが、NY株価3指数が軟調な展開となり、リスクオフ的に円が買い戻された。尚バーキン・リッチモンド連銀総裁は、「9月FOMCの結果を事前に判断するつもりはない」、「債券利回りの最近の動きは、不適切な市場の引き締めの兆しではなく、好調な経済指標への反応である可能性が高い」と述べた。
 ドル円は、145.50まで下落後、146.13まで反発も、このレンジで上下、ユーロドルは、1.0930から1.0833まで下落、ポンドドルも1.2801から1.2717まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が158.09、ポンド円が185.54、オージー円は93.51、NZD円は86.51、カナダ円は107.45まで利食いに押された。