昨晩の海外(2023/08/11)

昨晩の海外市場は、注目の米7月消費者物価指数が、前年比で+3.2%、予想の+3.3%を若干下回り、週間新規失業保険申請件数も弱い結果となったことで、一時ドル売りを強めるも、3.969%まで低下した米10年物国債利回りが4.111%まで上昇、上昇でスタートしたNY株価3指数が、値を消したことで、その後はドル買いが優勢となった。尚、デイリー・サンフランシスコ連銀総裁は「CPIデータは予想通りで朗報も、FRBはインフレに関してまだやるべきことがある」、「金利を引き上げる必要があるのか、あるいは金利を長期間据え置く必要があるのか、予測するのは時期尚早。多くのデータが残っている」、コリンズ・ボストン連銀総裁は「政策金利は十分に制限的な水準に近づいているか、おそらくはその水準にある」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「高すぎるインフレを抑制するために仕事に励む」と述べている。
 ドル円は、143.30まで下落後、144.82までじり高、ユーロドルは、1.1065まで上昇後1.0976まで下落、ポンドドルも1.2818まで上昇後1.2670まで売りに押された。
 一方クロス円では、ユーロ円は158.53まで下落後159.21まで反発、ポンド円は184.25まで上昇後183.20、オージー円は94.94まで上昇後94.31、NZD円も87.80から87.18まで利食い押され、カナダ円は107.89まで買い戻された。