昨晩の海外市場は、米7月ISM製造業景況指数が、46.4と予想の46.8を下回り、6月米雇用動態調査の求人件数も弱い結果となったが、米10年物国債利回りが3.951%から4.057%まで上昇したことで、ドル売りは限定された。尚グールズビー・シカゴ連銀総裁が「FRBは大規模な景気後退を引き起こすことなくインフレ率を低下させる軌道にある」、「9月のFOMCにおける自身の判断は物価動向に左右される」、ボスティック・アトランタ連銀総裁は「9月に利上げが必要になるとは思わない」、「早くても2024年後半まで利下げはないだろう」と述べたが影響は見えなかった。
ドル円は、143.55まで上昇、ユーロドルは、独ユーロ圏7月製造業PMI・改定値が前回と変化はなく、1.0952まで値を下げ、ポンドドルは、英7月製造業PMI・改定値が予想を上回ったが、1.2742まで売りに押された。
一方クロス円では、ユーロ円は157.49まで上昇、ポンド円は、182.60から183.25で上下、オージー円は94.56まで売りに押され、NZD円は87.83から88.31、カナダ円は107.53から108.01で推移した。