昨晩の海外(2023/07/28)

昨晩の海外市場は、米4-6月期GDP・速報値や6月耐久財受注額など強い経済指標が続いたことで、米10年物国債利回りが、3.841%から4.020%まで上昇、ECB理事会がハト派的となったことでドル買い、日経新聞が「日銀が、金融政策決定会合でYCCの修正案を議論、長期金利の操作の上限を市場動向に応じて一定程度超えることも容認する案が浮上」と報じたことで、円買いが優勢となった。
 ドル円は、141.32を高値に138.76まで下落、ユーロドルは、1.1150まで上昇後、ECB理事会で、0.25%の利上げを発表、声明で「金利は必要な限り、十分に制限的な水準に設定されることになる」とし、ラガルドECB総裁が記者会見で「短期的な景気見通しは悪化」、「サービス業の勢いは減速し、製造業も弱い外需によって抑制されている」、「経済とインフレの見通しは極めて不透明」などとハト派的な発言が示されたことで、1.0966まで売りに押され、ポンドドルは、1.2996から1.2782まで下落した。
 一方クロス円は、NY株価3指数やナイトセッションの日経平均の急落を受けて全面安。ユーロ円は、156.24まで反発後152.19まで下落、ポンド円は、181.94から177.42、オージー円は95.43から92.98、NZD円は、87.80から85.71、カナダ円は、107.10から104.81まで売りに押された。