昨晩の海外市場は、今週のFOMC、ECBや日銀の金融政策発表を控えて、積極的な取引が手控えられる中、まちまちの展開となった。米5月住宅価格指数やS&P/ケース・シラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数が予想を上回り、米10年物国債利回りが、3.859%から3.920%まで上昇したが、ドル買いは限定された。また、IMFが今年の世界成長率見通しを引上げ、NY株価3指数は、揃って上昇したがリスクオンの動きは広がっていない。
ドル円は、141.73から140.86まで下落、ユーロドルは、独7月ifo企業景況感指数が弱い結果となったことで、1.1021まで下値を広げたが、ポンドドルは、対ユーロでの買いに1.2813から1.2905まで買い戻された。またユーロポンドは、0.8565まで下落した。
一方クロス円では、ユーロ円が155.62まで下落、ポンド円は182.02から181.16で上下、オージー円は95.86から95.56の狭いレンジで揉み合い、NZD円は87.99から87.62まで値を下げ、カナダ円は、107.67から106.86まで売りに押された。