昨晩の海外(2023/07/25)

昨晩の海外市場は、英ユーロ圏の弱いPMIに対して、米7月製造業PMI・速報値が予想を上回ったことで、ドルの堅調な展開が続いた。米10年物国債利回りは、3.792%から3.865%まで上昇した。また、中国共産党の最高意思決定機関である中央政治局が、経済が逆風に見舞われているとの認識を示し、政策支援を強化すると約束したことを好感して、NY株価3指数が堅調に反発したが、リスクオンの動きは広がっていない。
 ドル円は、米7月サービス業と総合PMI・速報値が予想を下回ったことで140.76まで下落後、米長期金利の反発を受けて141.52まで再反発、ユーロドルは、低調なユーロ圏各国の7月製造業・サービス業PMI・速報値を受けて、1.1062までじり安、ポンドドルも、予想を下回る英7月製造業・サービス業PMI・速報値を受けて、1.2798まで値を下げた。
 一方クロス円では、ユーロ円が156.24、ポンド円は180.74まで下落、オージー円は94.87まで下落後95.49まで反発、NZD円は87.75から87.32で上下、カナダ円は106.79から107.55まで反発した。