昨晩の海外市場は、大きな材料のない中、米6月住宅着工件数や建設許可件数が弱い結果となるも、ドルの堅調な展開となった。また、 米10年物国債利回りは、3.729%から3.793%で揉み合いに止まり、NY株価3指数は続伸したが、リスクオンの動きは広がっていない。
ドル円は、日銀の大規模金融緩和策の修正観測が後退する中、139.99まで上昇、ユーロドルは、ユーロ圏6月消費者物価指数・改定値が、ほぼ市場予想となったが、ストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁が「あと0.25%の利上げで十分」と述べたことなどから、1.1240から1.1175まで売りに押され、ポンドドルも英6月消費者物価指数が、市場予想を下回ったことで1.2868まで値を下げた。
一方クロス円は、まちまちの展開。ユーロ円が157.21から156.15まで売りに押され、ポンド円が179.83まで下落、オージー円は94.82から94.21で上下、NZD円は86.90から87.52まで反発、カナダ円は105.71から106.36で上下した。