昨晩の海外市場は、米6月小売売上高や鉱工業生産指数が、予想を下回ったことで米10年物国債利回りが、3.738%まで低下し、一時ドル売りが出るも、その後10年債利回りが3.801%まで反発、ドル売りも限られた。
ドル円は、137.70まで下落後、植田日銀総裁がG20で「持続的、安定的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」と発言、今月の日銀金融政策決定会合で、YCC政策を修正するとの一部思惑が覆されたことで139.14まで反発、ユーロドルは、1.1276を高値に、1.1209までじり安、ポンドドルは、1.3126から1.3028まで売りに押された。
一方クロス円は、米株価3指数が、決算を受けて上昇を強めたことで堅調な展開。ユーロ円が154.88を安値に156.14まで反発、ポンド円も180.37から181.85、オージー円は93.78から94.73、NZD円は86.46から87.41まで上昇、カナダ円は、加6月消費者物価指数が市場予想を下回ったことで、104.25まで下落後105.53まで買い戻された。