昨晩の海外市場(2025/04/16)

 昨晩の海外市場は、中国が国内航空会社にボーイング機の受け取り停止を指示したとの報道が伝わったことで、リスク回避の動きも、米4月NY連銀製造業景気指数が予想より強く、3月輸入物価指数が低下、NY株価3指数が、下げ渋ったことで悪影響は限られた。また米10年物国債利回りは、4.405%から4.308%まで低下したが、ドル売りは強まっていない。
 ドル円は、143.51から142.60まで一時売りに押され、ユーロドルは、ユーロ圏4月ZEW景況感指数が、マイナス圏に急低下、「米国と欧州連合の関税を巡る交渉が難航している」との一部報道もあって、1.1379から1.1264まで売りに押され、ポンドドルは、対ユーロでの買いに支えられ1.3184から1.3252まで一時反発した。尚、ユーロポンドは0.8527まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円は162.81から161.30まで売りに押され、ポンド円は188.55から189.56、オージー円は91.41から90.60で揉み合い、NZD円は84.30から85.03まで一時反発、カナダ円は103.52から102.40まで売りに押された。