昨晩の海外市場(2025/03/25)

昨晩の海外市場は、米3月製造業PMI・速報値が予想を下回るも、3月サービス業PMI・速報値が予想より強い結果、米10年物国債利回りは、4.277%から4.340%まで上昇しドルを支えた。またNY株価3指数は、トランプ大統領が、「相互関税で多くの国に猶予を与えるだろう」と述べたことで、リスクオフの動きに巻き戻しが優勢となった。ただ、トランプ大統領は、「ベネズエラ産石油の購入国に、4月2日から25%の副次的関を発動する」としている。また、ブルームバーグは「4月2日に発表する相互関税に関して、対象国を絞り込む可能性がある」、当局者の発言として「自動車・半導体・医薬品などの品目別関税、4月2日に正式発表しない可能性も」と伝わっている。
 ドル円は、150.76まで上昇、ユーロドルは、仏3月製造業PMI・速報値とサービス業PMI・速報値が、両方とも予想を上回るが、独3月製造業PMI・速報値は予想を上回るも、3月サービス業PMI・速報値が予想を下回り、ユーロ圏3月製造業PMI・速報値と3月サービス業PMI・速報値が予想を下回り、各国のPMIはまちまちの結果も1.0782まで下落、ポンドドルは、英3月製造業PMI・速報値が予想を下回るも、3月サービス業PMI・速報値が予想より強い結果となり、1.2974まで反発後1.2896まで下落した。
 一方クロス円では、ユーロ円が162.82、ポンド円は194.78、オージー円は94.75、NZD円は86.34、カナダ円は105.51まで買い戻された。