日経平均株価は、上値を変則的なH&S型で抑えられて、ネックラインを割り込み、下落が30792円まで拡大。特に昨年8月の安値を割り込んでおりイメージは悪いが、既に高値から27%も下げており、更に突っ込み売りは避けたい。また、過去の高値30714-795円ゾーンや30487円の戻り安値を考えると、こちらも一種のネック・ラインとなり、支えると更なる下落も想定しづらい。ただ、オーバーシュートもあって、瞬間3万円割れもありそうだが、ただ、こういった位置がトリプル・ボトムとして支えるなら下げ止まりの可能性に注目したい。ただ、戻っても上値は、35426-35044円や36814-36440円のギャップが抑えると弱く、38220円を越えるまでは更なるあく抜けは難しい。
戦略的には、ここはベンチャー気味だが押し目買い狙い。3万円われも想定して買い足しの余裕を持って対応したい。ストップは微妙だが、27046円、24681-25621円ゾーンなどとできれば理想的。ただ、ターゲットは、前述の通り、35044-36814円ゾーンが抑えると利食い優先で、またこういった位置からは売り狙い。売りのストップは38220円越え。売りのターゲットは、それまでの安値を前に下げ止まりでは、しっかりと利食いながら対応したい。
